僕の彼女は、めちゃくちゃだ!
出勤ラッシュ前の駅のホーム。
そろそろ人が増え始めている。
僕と彼女は前から2つ目の車両に乗った。
「ねぇ? 気持ちいいこと、してほしい?」
窓の外を見ながら、僕だけに聞こえる声で彼女が言った。
「う、、うん、、、」
僕たちは一緒に出勤する朝は時々、誰にもわからないように痴漢ごっこをするのだ。
彼女の真っ赤な爪が、僕のコートの中にこっそりしのばせる。
そして彼女は、股間に触れてくる。
最初はそっと。
触れるか触れないかくらいに。
僕は、いつ真っ赤な女の手が触れるかも知れない待ち続け、ワクワクするのだ。
彼女の手が僕の股間に触れ、僕は改めてコートで触れている部分を隠す。
手は股間をスリスリとこすり始め、耳元でささやく。
「いい子ね、おとなしくしてるのよ」
僕はコクンと頷き、遠く窓の外の景色を眺める。
もちろん、景色なんて見ていない。
僕の全神経は、股間にある手と、背中に触れる彼女のふくらみ。
イヤラしく僕のふくらみに触れる慣れた手つきに、僕の股間は、瞬く間にビンビンに膨れ上がってしまうのだった。
今朝の彼女は大胆だった。
音がしないようにそっとズボンのファスナーを開けてしまった。
驚いたが、僕はじっとしていた。
「ほら、こんなになっちゃって・・・。悪い子ねぇ」
彼女の手がその隙間から入ってきた。
僕は誰かにばれるのではないかと注意深くまわりを見回したが、隣のサラリーマンは携帯ゲームに夢中だし、前の学生からもイヤホーンから漏れるロックが聞こえた。
この後、どうなるんだろう・・・。
まさか生で触るんじゃあ・・・。
彼女の左手が僕のコートのポケットに入り、冷たい感触を感じた。
「カチッ」
(あ!)
手錠をかけられたのだ。
そして、彼女は僕の腕をつかんだ。
そのまま一目散に前の車両へ引っ張っていった。
一体、何をする気だ?
僕は必死でコートの前を隠し、彼女について車両を移動した。
誰も僕らの異常な行動には気づいていないらしい。
出入り口のドアの近くで止まって、彼女は僕のコートのポケットから手錠のついた僕の手を出した。
「おとなしく、しててね。」
そういいながら彼女はすばやく、僕のもう一個の手も奪ってしまった。
「カチッ」
「エぇ!」
そのまま、両手が車両の手すりに縛り付けられてしまったのだ。
「大丈夫、誰か助けてくれるから」
「・・・・」
そのとき、電車が止まり、ドアが開いた。
彼女は僕の背中を“パシッ”と叩き、僕を残してそのまま降りてしまった。
僕は呆気に取られ、何も言えずにドアが閉まるのを眺めていた。
彼女は僕に笑顔でバイバイしている。
(なんだよ、なんなんだよ・・・。)
電車が走り出した。
なんてわがまま女なんだと、きっと周りの男達は同情してくれるだろう。
さて、誰かに手錠をはずしてもらわないと。
周りを見渡した。
女ばかりだった。
そう、この時間帯、この車両は女性専用車両だったんだ。
続く
出勤ラッシュ前の駅のホーム。
そろそろ人が増え始めている。
僕と彼女は前から2つ目の車両に乗った。
「ねぇ? 気持ちいいこと、してほしい?」
窓の外を見ながら、僕だけに聞こえる声で彼女が言った。
「う、、うん、、、」
僕たちは一緒に出勤する朝は時々、誰にもわからないように痴漢ごっこをするのだ。
彼女の真っ赤な爪が、僕のコートの中にこっそりしのばせる。
そして彼女は、股間に触れてくる。
最初はそっと。
触れるか触れないかくらいに。
僕は、いつ真っ赤な女の手が触れるかも知れない待ち続け、ワクワクするのだ。
彼女の手が僕の股間に触れ、僕は改めてコートで触れている部分を隠す。
手は股間をスリスリとこすり始め、耳元でささやく。
「いい子ね、おとなしくしてるのよ」
僕はコクンと頷き、遠く窓の外の景色を眺める。
もちろん、景色なんて見ていない。
僕の全神経は、股間にある手と、背中に触れる彼女のふくらみ。
イヤラしく僕のふくらみに触れる慣れた手つきに、僕の股間は、瞬く間にビンビンに膨れ上がってしまうのだった。
今朝の彼女は大胆だった。
音がしないようにそっとズボンのファスナーを開けてしまった。
驚いたが、僕はじっとしていた。
「ほら、こんなになっちゃって・・・。悪い子ねぇ」
彼女の手がその隙間から入ってきた。
僕は誰かにばれるのではないかと注意深くまわりを見回したが、隣のサラリーマンは携帯ゲームに夢中だし、前の学生からもイヤホーンから漏れるロックが聞こえた。
この後、どうなるんだろう・・・。
まさか生で触るんじゃあ・・・。
彼女の左手が僕のコートのポケットに入り、冷たい感触を感じた。
「カチッ」
(あ!)
手錠をかけられたのだ。
そして、彼女は僕の腕をつかんだ。
そのまま一目散に前の車両へ引っ張っていった。
一体、何をする気だ?
僕は必死でコートの前を隠し、彼女について車両を移動した。
誰も僕らの異常な行動には気づいていないらしい。
出入り口のドアの近くで止まって、彼女は僕のコートのポケットから手錠のついた僕の手を出した。
「おとなしく、しててね。」
そういいながら彼女はすばやく、僕のもう一個の手も奪ってしまった。
「カチッ」
「エぇ!」
そのまま、両手が車両の手すりに縛り付けられてしまったのだ。
「大丈夫、誰か助けてくれるから」
「・・・・」
そのとき、電車が止まり、ドアが開いた。
彼女は僕の背中を“パシッ”と叩き、僕を残してそのまま降りてしまった。
僕は呆気に取られ、何も言えずにドアが閉まるのを眺めていた。
彼女は僕に笑顔でバイバイしている。
(なんだよ、なんなんだよ・・・。)
電車が走り出した。
なんてわがまま女なんだと、きっと周りの男達は同情してくれるだろう。
さて、誰かに手錠をはずしてもらわないと。
周りを見渡した。
女ばかりだった。
そう、この時間帯、この車両は女性専用車両だったんだ。
続く